理事長挨拶

【はじめに】

 こだまの地で青年会議所運動が始まり52年という長きにわたる月日が経ちました。
1969年6月15日、この地域の「明るい豊かなまち」の実現のため本庄青年会議所が設立され、高度経済成長の真っただ中から今に至るまでを先輩諸兄姉たち青年経済人が地域のために疾駆して頂き、まさに先輩諸兄姉のお力によってこの地域が形成されたと確信しております。
発足当時は日本の国民総生産が世界第2位になり敗戦国から経済大国へと様変わりしていく社会の中で、社会の満足、住民の満足、資本の満足を満たすべく日本国全体が夢をもって、情熱をもって、突き進んでいたように見えます。今の生活基盤を構築して頂いたことに大きな感謝の気持ちと、我々も後世のために夢をもって、情熱をもって、運動していかなければならない責務を感じます。
満たされた世の中でも、不思議なものでまた新たな課題ができ、人に対しても組織に対しても社会全体が求められるものがとても多く、また細分化されてきています。多様化する社会の中で地域に対し、何を重要視するか、青年会議所が地域のリーダーになるには組織はどうあるべきか、地域の未来をどのように作っていくかを2020年度だからこそできる組織構築、事業構築を通じて地域に向けて発信していきます。
青年会議所運動に携わっていただく方に矜持の気持ちをもって応援して頂きたくなるような団体になるために、挑戦し続ける団体を作り上げます。

【目的意識をもった探求心】

 私が重要と考える中に細かい事柄も含め、物事、事象に発生した理由を考え、突き詰めた答えを導き出すことが成果を出す上で必要です。
 答えを突き詰めて考えることがいろいろな方向から物事を考え最善を導き出す上で、想定外の物事に対し突き詰める過程での検討内容を生かし軌道修正しやすくなります。結果にこだわり、道筋をたくさん描き、道が外れても自然と隣の道から結果に進んでいくような形を組織でも、個人でも描くために探求心をもってより幅広く物事をとらえ、その探求の結果が新たなひらめきや、決断力、実行力につながると確信しています。青年会議所運動を通じて、メンバーはもちろんですが、この地域に人材育成を通じて探求心を持つ人材を増やすことで、地域の成長ももちろん、個人としても探求心をもった人材が突き詰めた行動を行うことができれば、結果として、グローバル化が進む社会の中でも世界と渡り合える人材が育ちます。目的と目標をはき違えず、仮に1位を目指すのであればなんの為に1位を目指すのかを明確にすることで道筋が分かりやすくより成果に近づくことができると考え、目的意識を持った探求心が芽生えるような事業を行い地域に対して新たな価値観を植え付けられるような人材育成を行います。

【コミュニティーの重要性】

 私が感じている事として、今まさに、情報授受を含めたコミュニティーがテクノロジーによって変化していく中で、新たな形に向かって進んでいると確信します。  地方都市では地域特有のコミュニティーが多くこの地域でも住民含め数多くの人たちがコミュニティーに複数参加し、各団体で掲げる目的達成のために活動されています。目的自体に違いはあるかもしれませんが、結果として達成されることが地域をよくすることにつながるという意味では向かっている先は同じだと考えています。どの組織団体も情報収集や発信にテクノロジーを効率的、かつ効果的に利用できていない現状を感じています。経済界や、PTA含む教育関連機関、各連合会、自治体も含めた行政機関、青年会議所も含めた各民間団体、多岐にわたる活動団体があり各々が発信し賛同者や共同者を探しています。そこで効率的で広域的な情報発信を青年会議所から地域に提案することができれば地域の未来をより良くできるのではないかと考えました。第5世代移動通信システムが始まり、送信データの大容量、接続端末機器の複数化、送信の低遅延化など、今まで以上にIoT、AIなどのデジタルコンテンツが身近になっていき、新技術を踏まえた新コミュニティーを作ることで解決を目指します。情報発信組織母体の役目としては、各団体の事業PR等、発信利用者より収益を頂き運営し、より多くの人たち利便性を高めるために、イベントスケジュールや、生活情報、回覧板や各団体情報誌などを一元化し地域住民の認知度を上げて、最終的には行政と連動した形での窓口業務のデジタル化などを含む、認証業務や受取業務のより良い効率化ができるような提言につなげていきたいと考えています。組織化し生活圏を同じくする地域での情報をまとめ発信し、情報発信組織母体の公共性を高めることにより各団体への共感者や、共同者を増やすことができれば、発信力が強くなり、地域への共感度合いが高まると考えます。また、シニア世代を含む従属人口の方々がより地域コミュニティーに参加することによって、今ある地域特有の負担を散分化させ生産年齢人口をより多くの資本生成や、より多くの地域活動へと導くことができ少子高齢化対策の一助になります。

【地域経済への発信】

 私の考える地域経済の発展において重要なことは矜持の気持ちをもって発信し、地域に対して魅力を共感する人を増やし、新たな産業を含む、技術、知識を集積させる場所にする必要があります。
単純に面白そう、楽しそう、わくわくする、というような抽象的な感情を芽生えさせ、芽生えた感情に応える事業を行うことで、矜持の気持ちを芽生えさせ、自信をもって発信する人を増やし、新産業に魅力を感じられる環境を作り、地域産業に変化を生み出すべく事業を行います。優れた交通網を持つこの地域になじむ、未来を見据えた新たな産業をこの地域にゆかりのある「空」に絞り、地域住民だけでなく日本全国、世界各国より注目を浴びる事業を行います。児玉飛行場や女性初の水上飛行機パイロット西崎キク女史など空に纏わる歴史はもちろん、中山道や川越児玉往還、利根川水運など航空、交通、運輸に関する新産業の可能性を感じていただき、未来に対し形として残せるような価値観を体感頂きます。また、こだま青年会議所全体で共同事業構築を行うことでより青年会議所に対しメンバーも愛着を持ち、新産業推進に矜持の気持ちを持って行うことが発信の根幹になりより強い力を生むと確信いたします。

【変化を受け入れられる組織】

 歴代理事長たちの言葉の中で多くの方たちが変化をしなければ青年会議所は衰退していくと仰せられており、私自身も激しく賛同いたします。私自身が理事長職を預かる年だからこそできる変化は何か、やらなければならない変化は何かを考え、新しくサポート会員制度の導入と賛助会員を2020年度は中休みすることを決意しました。概要としては青年会議所運動をより効果的に行うために、卒業歳を45歳することを考慮し、45歳卒業が馴染むような形を作ります。現状は歴の浅いメンバーが委員長を務め、委員会メンバーは理事未経験者が多数を占め、委員会運営に苦慮する状況の中で、青年会議所運動を熟知した方の助言が必要と感じ経験豊富な方のサポートが魅力ある事業構築とメンバーの成長へつなげます。サポート会員には委員会運営の補助をお願いし、より良い事業運営をするべくご尽力いただきます。賛助会員につきましては賛否頂く中での決断でしたが、先輩諸兄姉の負荷が多く、賛助をすること自体にためらいがある方が多いように感じています。「来年の賛助会員はしなくていいだろ」と言わせてしまう自分自身の魅力のなさがとても恥ずかしいのと、メンバーに対し申し訳ない気持ちになりましたが、先輩から頂いた意見をチャンスと前向きにとらえ賛助会員ではなく事業協賛をしたくなるような事業構築を行い、今後の青年会議所のためにも物心ともに協力して頂きやすい環境を作ります。特に私自身も含めた現役メンバーと共に運動を行っていない方には何かつながりを持って頂く仕組みを考え親交を深められるような運営を作り「現役が言うなら払ってやろう」と言って頂けるように努めます。

【会員拡大による発信力の強化】

会員拡大については、今までより恒久的な組織づくりが必要と感じています。
 場当たり的な対応ではなく、先を見据えて拡大運動を続けることが不可欠です。そのためには目標を対象年度だけでなく、ターニングポイントを決め、その年における最低ラインを決めていく必要があります。55周年には50周年よりも会の成長が数字でも感じられるよう人数を増やし、70名スタートが切れるように今後3年間をメンバー全体でイメージ共有を図れる形を作ることで、より効果的な運動を展開できる組織を作ります。

【結びに】

 先輩諸兄姉の背中を見させていただく中でとても強く感じたことが、青年会議所運動を笑顔で語っている姿です。精一杯未来を語り、実現に向けて努力し、結果を出し、やりきることで自分自身に対し、会に対し、地域に対し、矜持の気持ちを持ち思い出話を笑顔で語れる。私自身、今の笑顔を作るために必要なことは、過去の行動を自信と喜びに変えることだと感じています。笑顔でいるために、未来の笑顔を作るための種まきを、手を抜かず、未来を見据えて精一杯行うことだと確信します。
「喜ばれる事のために、不条理に怒りをもち、哀れむ心で支えあい、仲間とともに青年時代を盛大に楽しむ」このような気概で2020年を走り抜け、翌年以降もメンバーが一丸となり取り組んでいけるような青年会議所にしていくために、私自身理事長として進取の精神で一年間突き進みます。どうぞよろしくお願いいたします。

基本理念

成果への執心。
組織の進歩。

基本方針

成果のために追求、探求することで成果物を輝かせる。
善悪良否の基準を未来に置く事で未来を変化、進化、感化させる。

スローガン

喜色矜持 ~過ぎ来し方に感謝し前を見て精一杯~